夜中   

 
 ぼくははたいてい早起きです。ぼくはたいてい4時半から5時ごろ起きだします。でね、とんでもなく優しいぼくは、家族の誰とも起きる時間が合わないので、あまり音を立てないように起きだすのです。 えらいのです。

 しかーーーし、家族のみんなは、ぼくが早々と寝ていてしかもそこいらが熟睡時間でもある午前零時から1時ぐらいのあいだに寝るのです。しかもしかも彼女らは 、熟睡のぼくに気遣うことはまったくありません。ドタンバタンと寝るのです。

 繊細なぼくはいつもいつも起きてしまうのだけど、注意したいのだけど、やはり眠たいのでそのままにしてしまうのです。そうこうするうちにあっというまに朝になります。だからぼくは、 夜中のドタバタはいつも夢だと思うようにしています。

 でないと、それでなくともあっという間に朝が来てしまうのが、そんなことで注意をしたりすると、注意が一言で終わってもですよ、それこそ30分やそこらおきていることになると考えるからです。ぼくはいつも考えているのです。思考しているのです。

 だから、それが、いったい何なんだと言われても応えようがありませんけどね。とにかく、いま、なんとも眠たいのです。その理由はですよ、あのね、昨晩の奇妙なできごとのせいなのです。

 えとぼくの話がアッチコッチに飛ぶのは、すべてぼくのせいなのです。アタリマエダロー・・とお怒りのアナタ、できればも少しヒローーーーイ心をお持ちください。あるいはさっさとサイトを閉じてください。尾根下絵師益田(オネゲエシマスダと読む)。

 そうだ!時間があるようでしたら、ぜひ「今週のケンタクン」の写真を見てください。いまさっき更新しましたよ。今週は ね、夜中の友達たちの写真です。彼らは話をします。もちろんぼくの心に向かってです。だから声はでないのですよ。でも聞こえます。キチンとね。

 なんと昨晩は午前3時ごろ目がさめました。なんだか呼ばれているような気がしたのです。まだ明け方ですが階下に下りてみました。あのね、ここだけの話だけどね、なんとぼくは時々呼ばれるのです。 何かにです。特定はできません。

 えっ、だれに呼ばれるのかきちっと教えろって・・・うーんこまったなぁ、あのイロイロな方々にね、とにかくね、呼ばれちゃうのです。ほんとうです。昨晩は友人の友人である 、お人形の犬たちに呼ばれました。

 階下におり居間の扉を開けると、友達が3人でぼくを見上げています。なにか 言いたそうです。耳をすましました。すると、聞こえる聞こえる聞こえるぞーーー。

 そうかそうか、そうだったのか。悪い悪い、ゴメンネ。

 ぼくはアヤマリマシタ。

 ぼくたちの会話は、たぶんぼく以外の人には理解できないでしょう。というより聞こえないはずですからね。もし聞こえたらぼくといっしょで、それはそれで困ったことになるわけで、だから聞こえない方がいいのですね。いっしょじゃあオツムのどこかが偏っていることになっちまうからね。

 キチント謝ったので友達の友達たちは嬉しそうでした。明日からはきっと喜んでくれるはずです。ぼくもなんだかたいへん嬉しくなり、そのまま起きてしまいました。夜中の3時です。 そんなんでね、ちょっと早起き過ぎたのでね、なんとも眠たいのです。