秋と空と落ち葉  

kentadon2007-11-05



 早起きが当たり前になっている毎日です。でもキチンと起きる時間がきまっているわけではありません。だいたい4時ごろから5時過ぎのあいだに起きるのです。基本的に性格が曲がっているので(良い方向に)なんでもキチンキチンと決め付けることはしません。そういうのが大嫌いなのです。

 でね、ぼくの場合は起きてすぐパソコンのスイッチを入れます。それからいくつかの文書に目を通しながらメールのチェックです。寝る前にチェックしてわずか数時間ですが、もう100通近くが落ちてきます。それでもその95%ぐらいがスパムなので自動的に迷惑メールフォルダにおさらばとなります。

 しばらくモウロウとしながら、返信しなければいけないメールに、ほとんどモーロー状態で返信をします。だからたいていは誤字脱字が混じっていて、昼過ぎに見直すと落ち込みます。なので最近は見直しません。どーせ送っちまったものは直せないのだし、どーせぼくのメールはそんなもんだろうとおもってるだろうし、どーせたいして気にしないだろうし、どーせどう思われてもいいのです。

 さてと、我が祖国日本は、このまま秋がどんどん進行して、そんでもってエイヤァとばかしにそのまま冬に突入するのでしょうか。それともちょっと考え直し 、ヨイコラとばかりに足を大地にくっつけ、踏みとどまり、「まだまだ冬将軍はお出ましなされるな」などと時代がかったセリフを吐くのだろうか。

 まぁ、季節もそれなりに都合というもんがあるんだろうから、あまり無理強いはできないけど、しかしそこいらはね、なんともキチンとしてもらわないとね。 いろいろとね。困るんですね。

 なにせじっさいのところ、日々、日夜、それこそ額に汗してはたらく現場作業員には重要な問題で、季節の皆様(風君・雨君・温度君・湿度君)にはいい加減な気持ちでおられるとたいへん困るのです。

 とにかくこちとらはもういい年なのです。したがって体勢が、準備が、こころがまえが 、若いころのように瞬間に変化させたり、その場の空気をキチンとつかんで、あっというまに意見を変えたり、あるいはその場の空気で簡単に敵味方をとっちがえたりすることが・・・ 余計なことが入っていましたがとにかくそう 簡単ではないのですからね。

 さてと、ここんとこは秋風君の働きが目立ち、とにかくなにがなんでも冬風に変化させちまわないとお天道様に怒られるとばかり、シャカリキになっています。そんな季節界に触発されたのか政治界では大騒 ぎ、なんとも困った状態です。

 とにかくですよ、あまりにもなさけないこの政治界の状態が、ぼくのこの小さなバンビ心臓を打ち震わせるのです。 痛めるのです。もう生存にぎりぎりの状態までね。はっきりいっていまのぼくは、あんまり政治界のお話はしたくないのです。だから多くを語りません。でもね、少し だけ語ります。

 あの、けっこう日本の今は、なんだか重要な境目の時期と感じています。それはわが国が、いま、いわゆる大人の、キチンとした民主主義に 、とにかくがんばって向かって行くための、その境目ではないかと考えているからです。

 本来であれば、為政者であれ、対抗する集団であれ、その究極の目的は人民の幸福であるはずです。ところがいわゆる政治の目的と、それらに直接関わる民衆の代表者の感情的な目的が、どうもごっちゃまになってい るように思えます。

 キチンとした大事な場面で、大きな心で、大きな目的に向かって行動してもらたいなと、強く強く思うのです。

  雑木林は落ち葉で埋まり、緑の葉っぱで目隠しされていた空は、暑い夏を すっかり忘れて広がっています。いつものように、ケンタクンにうながされるまで、そして目がくらむまで、ぼくは空を見続けます。