大嫌いなこと
好みの問題って、よく会話にでてきますよね。その好みについてですが、じつはぼくの頭にずーっと引っ掛かっていることがあります。ずーっと、というのを正確に言うと、それはこの数年まえからで、特にその思いが大きくなってきたのはつい最近です。
それでね、その好みについてのアレコレを、ここいらでちょっとお話しておこうかな、なと考えたのであります。 それはぼく自身の精神を落ち着かせるためでもあるからなんです。
さてその内容なんだけど、「好み」は、やはり人それぞれ・・・なーんてな言い方は実に簡単ですけど、そこいらの言い方は、なんとも実にいい加減な感じでもありますね。なぜなら答えをあいまいにすればするほど、ほんとは逃げてるって いうことでしょうからね。
ぼくはだから、そいつをここでキチンと説明をしてしまおうかなと、ちょっと思いついたのです。さいきんずいぶんと無沙汰になっていた大人のキチンキチン関係との修復するためにも・・・とにかく説明なのです。
さてなんとも大胆で剛毅で繊細で温和で涙もろく女に甘い(それぞれの関連についての整合性は皆無です 。いつもすいません)ぼくは、ときどき人を噛む・・・いや噛まない。
ぼくはケンタクンではないので噛みません。しかし時々ぼくは「君はよく人にかみつくね」なーんてと言われます。だけどその噛み付くは、人様が人様に「かみつく」、つまり言葉をかえれば相手に勝負を挑む、というところのかみつくで、いわゆるお犬様がなさる「噛み付く」とはうんと違うのです。
好みの問題なんて話し始めましたが、じつは好まない連中のことで最近頭がイッパイになり過ぎたのです。だからそこいらを頭から放出したくてね。
さてちょいと前置きが長くなりすぎました。前置きが長くなりすぎたので今日はいくつかの例にとどめます。 ぼくの嫌いなこと(ここ数年)
1 留守電の女あるいは男
これは電話を掛けたとき、相手が留守電になっている状態で、しょうがないので用件を録音しはじめると突然「はい。なんとかですけど」なーんて声を出す輩(やから)です。
思うに連中は、相手が誰だか確認してから電話に出るようなのです。これって、あの「べつにいいじゃん」って思う人がいるかもしれませんね。でもね。ぼくはこの手の連中が嫌いなのです。好き嫌いの問題なのでそこいらはご容赦くださいね。大嫌い!
2 なんでもけなす男あるいは女
ぼくなんかはいつまでも子供なので、感動したり、驚いたり、悲しんだりとそのつどまるで子供のように感情を表現します。あるいはけっこう真剣に社会のこと政治のこと経済のことなどについて青臭い議論をします。
でね、やはり時々だけど、そんなとき不気味に片ほほで笑い、シニカルな態度を取る人がいます。「ハハハ青いね、世間はそんなもんさ、大人にならないとね」てな感じで冷笑するわけです。ぼくはそんな輩(やから)が大嫌いなので、ときどきグーで殴ってしまいます。でも噛みません。
3 子犬を引きずる男あるいは女(たいてい中年以上)
これは時々見かけます。たいていはめんどくさそうな顔をして犬を引きずりながら散歩をしています。
子犬は・・・子犬に限らず犬たちはアッチコッチで匂いをかいだり草を食べたりオシッコをひっ掛けたりながら散歩を楽しんでいるのです。それが唯一の楽しみなんです。
なのにですよ、その引きずる男あるいは女は 、ちょっとでも連れている犬が立ち止まろうもんなら、それこそ鬼のようなウンコ顔をして、うんと醜い顔をして、いたいけな子犬の首輪を引っ張るのです。子犬なんぞは空中を飛ぶように引き戻されます。なんとも悲しい光景です。ほんとうに嫌いな連中です。
こんつぎは、なんとか好きな連中を・・・無理かもしれません。