おじさんは駄洒落好き
おじさんは駄洒落好き [rakuten:saikanet:791273:detail]
ぼくは昔から駄洒落が大好きです。だからそこいらのオッサンとも本来ならうんと話が合うはずなんです。でもほとんどの人と話が合いません。でね、正直にお話しすると、そのへんの原因はほとんどぼくのせいなのです。だからなにか。
まあとにかく、それでも駄洒落を一人で、特に車を運転しているときなどにはよく言います。楽しいですよ。一人でね。ハハハハハハ・・・
えとじつはね、今日、なんとも楽しい思いをしたのです。川越から東京に向かう途中です。我が大日本帝国の国道254、つまり川越街道はね、場所によってはうんと混むところがあるのです。だのでぼくは、平行してはしる県道をいつも利用します。
県道を浦和と所沢を結ぶ行政道路までもう少しのところで、その店は大々的、とにかくなんとも大きなのれんみたいなものを掲げて、まるで小学生が胸をはって自慢するがごとくそいつがはためいていました。
そこにはねとんでもなく愉快な、深い、笑いの源泉といっても過言ではない文字が書かれていましたよ。そんでもって5月の鯉のぼりのようにね、何度も言いますがはためいていました。
そこにはね、専門店「チャーシュー力」という文字があったのです。けっこう大きなお店です。最初はふーんチャーシュウの専門店かぁ、チャーシューねえとばかしに、その本格的な面白い意味をとっさには理解できずフンフンとばかし大きな旗を馬鹿にしてさっさと通り過ぎようとしていたのです。
しかーし、おじさんもいい大人です。駄洒落も好みます。女に甘いです・・・毎度のお約束で付け足しました申し訳ありません。
とにかくいい大人で駄洒落好きなので、その恐ろしいほどに洗練されたユーモアにあっという間に(ほんとはけっこうわかるまで時間がかかった)気がついたのであります。エライのです。
エッーーーッ!何が可笑しいのか、何が面白いのか、何がユーモアだって・・・えとねこれがね、ほんとにわかりませんかぁ。しょうがないなぁ。まいったなぁ。
とりあえず説明しますがね、そこいらは瞬間的わかってほしいのですね。大人はね。
えとそれは、つまり、「長州力」にかけているのではと思ったのです。だってアータネエ「チャアシュウ力」ですよ。
「チャアシュウリキ」と「チョウシュウリキ」の違いがわかりますか。わかりますよねぇ。おかしいですよねぇ、洗練ですよねぇ、ユーモアですねぇ、となったのです。瞬時にね。
深津 勝