一時停止に気をつけろ！

　いえね、なにもぼくが交通警察官に鞍替えしたってわけではないのですよ。

　じつはね、昨年あたりから例の市民取締官、えーとなんていう名前だったっけ・・・とにかく思い出せないけど、街をパトロールして駐車禁止の取締りをしているおじさん達がいるでしょ。

　けっこう一生懸命仕事をしているらしいですよ。ぼくもときどき見かけます。願わくばあまり看板を盾にして威張らないでほしいとも思います、まぁ、そんな人もいないのでしょうね。取り越し苦労でしょう。　

　でね、あの人らの働きがそうさせているかどうかは、さだかではないのですが、とにかく交通取り締まりの方向が少し変わってきています。アッチコッチで、駐禁止関係の取り締まりは警護団に任せているので安心とばかり、おまわりさんはすこしばかり手が空いてきたので、そのたモロモロの取り締まりにせいを出し始めたのです。

　だからね、アチコチで飲酒検問・速度取締り・積載検査・シートベルトチェック・携帯電話チェックと、駐車禁止関係以外のアレコレを猛烈にやり始めているように感じるのです。ぼくだけですかねぇ、そう感じるのは。

　高速道路の料金所では、ブースの後ろに隠れていて、ぼくみたいにトラックを運転していて、そんでもって人相風袋（にんそうふうたい）がすこしばかり悪い人を見つけると、お人形さんみたいにブースの後ろから上半身をチョコっとだして見るのですね。なんだかとってもこっけいです。

　斜めになって上半身が出てくるので、おもわず笑っちゃうのです。そうすんと彼らはますます自尊心を傷つけられたと感じるのか、目に炎をともして、きつく睨むのですね。でもぼくは、けっこう睨まれるのに馴れていて、そんでもってもっと笑ってしまうので、ますます彼らをけしかけてしまうようです。

　まぁでも、ぼくは毎日５０キロ以上走っていても１０年以上無事故無違反でね、ゴールドでね、でもってこの前の免許更新がいつだったかも忘れるぐらいなのです。だからどんだけ調べられようと薄ら笑いを浮かべていられるのです。

　えとここだけの話だけどね、うちのカミさんと娘は、それこそ更新のたんびに春日部まで行かなくてはならないのです。ぼくなんかは近所の警察署で３０分程度で済むのに、彼女らは丸１日かけて春日部です。

　だからね、彼女らの前で春日部の話はできません。うんと怒るからね。でもさ、それは自業自得ってことなのにね、まぁぼくはキチンとした大人なのでそこいらは何も言いませんがね。

　さてとこからが大事です。みなさんに情報です。最近特にね、禁止関係の中でも「一時停止禁止」取り締まりのチェックが厳しく、増えているようです。ぼく自身２度検問にぶつかりました。それもね、「こんなとこでやるか！」っていうようなところでやります。

　だからね、たとえば一時停止の標識があって、そこは遠くからでも左右が見渡せて、そこでキチンと止まらなくても絶対に事故なんか起きない・・・というところが一番危ないです。かならず検問をします。

　あのね、騙されてと思ってけっこうですから、キチンと停止線で車を止め、左右を確認するしぐさをするように心がけてください。

　たいていはそういうところの横ちょの塀の陰なんかに、犬のおまわりさん、ちがった人間のおまわりさんがいます。そういうせこい検問をやるおまわりさんは、目がにごっていたりします。だからキチンと止まらないと、ちゃんと止まっていなかったから罰しますなどと言い張るのです。

　とにかく一時停止はね、いま一番引っかかりやすい検問なのです。だからしつこいけど、かならず止まらないと切符を切られますよ。注意してください。

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