早く帰らないかなぁ・・・
寒いねぇ。
なんとも冷え冷えだネェ。
それにきょうはこれから雪になるそうだね。弱ったなぁ・・・
あのね、ぼくみたいに車で移動することが仕事の一つだと、雪と聞いただけで不安になるのです。特に朝早く出かけるぼくは、道路の凍結が一番厄介です。
都心はね、たいていは大丈夫なのです。なにせ24時間、間断なく車が街を行き交ってますから、なかなかドカ雪でも降らない限り凍結する箇所は少ないのです。だからこの数年は、ほとんどぼくは怖い思いをしていません。
それだけにね、みんなもそうだと思うけど油断がでるからね、とにかく注意が必要。怖いのは路面の凍結は自分だけでなく、他人の車を巻き込む可能性がうんと高いこと。注意のし過ぎはマイナスだなんて誰かが言ってたけど、ぼくはし過ぎ大賛成。
危ないところはソロリソロリのゆっくり運転が大事だね。みんなにお願いしたいのは、こんなときは絶対、そんな車が前を走っていても、後ろからクラクションなど鳴らさないでほしいな。みんながみんなアナタのようなプロばっかりではないのでね。
問題は郊外の道路だな、こちらはよっぽどの幹線道路でないかぎり、ある程度の雪が降ると、すぐさま積もってしまう。ぼくなんかは怖いので、朝の路面状態次第では、車の運転は取りやめ、その日は外出しません。
こんなんだから仕事が少なくなるのかなぁ。まぁでも事故の危険性を考えると、正解かなとも考えます。もちろんそうそう休める人ばかりではないでしょうから、とにかく十分注意して運転して下さい。
今日は、近所に住んでいるカミさんの妹夫婦がやってきました。でもってケーキを持ってきてくれたのです。ぼくは甘いものが大好きなので大喜びなのですが・・・じつはこのところちょいと食べ過ぎているのです。
そんなんでキチンとした大人を目指しているぼくは、すぐその場でガツガツと食べるのを我慢して、夕食後のデザートにしようと決めたのです。
そうすれば夕食後のデザートとのダブル甘物食いを避けられ、そのうえでキチンとした大人としての決断を妹夫婦に見せることができ、でもって尊敬されるのではないかと・・・とにかくイロイロ思ったのであります。
しかーし、失敗しましたね。ぼくがちょっと目を離した隙にですよ、なんと妹の亭主が1個しかないショートケーキを食べてるではありませんか。
「あのねぇ、キミねぇ、ショートは黒江でしょう・・・ちがったショートはぼくでしょう」
「あっすいません。お兄さんもショートケーキが好きなんですかぁ」
「えとねぇ、ぼく以外のだれがショート好きなの?言ってみて。いつもぼくがショートでしょ」
大人気ないとは思いましたが、他にもイロイロなケーキが箱の中にあるのにもかかわらず、ぼくを差し置いて、真っ先に、かわいらしいショートにホークで楔を打ちつけた妹亭主に、心底怒りを覚えました。
「えとさぁ、なんで聞いてくれないなぁ。先に。えとさぁ・・」
そこにカミさんのキツーイ一言
「もう食べちゃったんだから。いつまでもウダウダ言うのよしなよ。みっともない」
ぼくは我に返り、少し恥ずかしくなり、もぞもぞ言いながら3階の屋根裏に。そのまま妹夫婦が早く帰らないかと、今キーを叩いています。力をいつもよりこめて
はい。現在進行中なのです。