妄想
昨日は狂犬病の注射の日でした。住まいの近くの公民館でやってきましたよ、チックンとね。
あのね、これはちっとも自慢にはならないのですが、わがやの愛犬ケンタクンは人嫌いで犬嫌いで猫嫌いなのです。でもってぼくは人嫌いで犬好きで猫好きです。とくに関係はありません。
大型犬のケンタクンは白い服を着た人も嫌いです。だから保健所関係は苦手なのです。必殺注射人である白服軍団が遠くに見えたころから彼は構えていましたね。戦闘モードです。
ふと思いました。このまま持っている綱を離したら、あの白服軍団の何人が生き残れるだろうかと・・・
ちょっと大げさだな。それでも白服の連中の一人として、怪我なく昼の昼食を楽しく愉快にとることのできる人はいないことでしょう。
そんな妄想を楽しみ(人でなしと罵られそうですね)ながら、ぼくは必死にケンタクンを抑えていました。順番を待つことが大嫌いで、自分より先に誰かが歩いたり走ったり食べたりすることも嫌いで、唸ることが大好きで・・・
書いているうちに気がつきました。そう動物は、その性格は、普段一緒にいるものに近くなるっていうことをね。ていうことは早い話、つまり、ぼくがそこいらの基だってことだね。笑っちゃうね。
異国
異国にあこがれる少年
異国にあこがれる青年
異国にあこがれる時代
異国はどこにいったのだろう
異国が見当たらない老年