笑顔

                 


 なんだかぼくのこの雑文にはふさわしくないかなぁ・・・と、いま、この題名を書きながらそう思ってしまいました。じつはね、先月から子供の笑顔に接する毎日が、ちがうな毎夜が続いているのです。

 子供っていったって自分の子供ではありませんよ。自分の子供達はね、もちろん父親であるぼくに笑顔を見せることはあるけど。それは小さな(小学生や中学生や高校生・・・高校生は小さくないけど)子供達とはちがい、いくばくかの愛想や妥協やおねだり関係を、残念ながら若干ふくむのです。

 さてと、なんと突然、ぼくは夜の仕事を始めました。もちろん昼(夜といっても10時ぐらいまで)も仕事をしています。そうです。ぼくは正しい大人の仕事人になるべく・・・(そんなに力んでもしょうがないね)キチンと、そう昼も夜も働いているのです。エヘン!エライのです。

 とにかくですよ、午前中だけ仕事して、あとは犬と遊んで暮らすといった。とんでもない非国民な状況から脱しなければ、我が大日本帝国は救われないと考えたのです。エッ?勝手に考えてろって・・・はい、そうします。はい。

 ほんとうのところは、いままで、まいにち半日程度しか仕事をしていなかったわけなので、ここいらでちょっと頑張ってみようと、まぁ、なんというか、とにかく反省したというのが、近いところです。なもんだからキチンとした目標は特にありません。それでも中世半端が嫌いなので頑張るつもりです。

 仕事は進学塾の講師。毎日3コマ程度の授業を持っています。昼間は右手に電動ドリルやドライバーを持ち、夜は右手にチョークとなります。チョークは軽いので楽です。しかしいろいろと動かすので、それはそれでけっこう腕を酷使しますね。

 生徒はいろいろです。輝いているのもいれば、ふて腐れて濁ってるのもいます。でね、ぼくはこの仕事を始める前に、ちょっと決め事をしました。それは次のことです。

1 決して声を荒立てない。
2 体罰はしない。
3 どんな答えにも良い部分を見つけてほめる
4 常に生徒を授業に参加させる(これがけっこう難しい)

 しばらくはこのペースでやってみようと思います。この2ヶ月はなんとか守られています。でも4番がすこし怪しいかな。4番は疲れるんだよね。

 さてさてどうなることやら。




  SUKIYAKI
  

  いつまで夢をみてるんだと言われた

  ぼくはだまって空を見る

  でもいつまでも、みつづけたい

  そう思う

  どんな子供にも夢がある

  夢をあきらめてはいけないと思う

  夢は人生だと思う


            深津 勝