あといくつ 夏

       


ずいぶんとなんだね、この時期にしては涼しい日々が続いているよね。というより薄着では少し寒いくらいかな。とにかくいまのこのなんとも平常心を保てる気温が快適です。精神的にね。


何度も言うけど若い頃は夏が大好きでね、暑いの大好き、海大好き、犬大好き・・・犬はいまでも好きだよ。とにかく若者の特権を目いっぱいとりこもうと、いっぱいいっぱいの夏でした。なもんだから夏最高でね、待ち遠しく、春先から毎日「夏夏夏」と、それこそ呪文のように毎朝唱えていたもんです。ハハハ嘘です。


えと最近嘘が多いのですが、それらは文章の流れでどうしても書きたくなるためで、そこいらはキチンとお許しください。またときどき「嘘です」を書き漏らすこともありますが、漏らすのはしょっちゅうで、昨日も少しお腹が緩いことを忘れていて、運転中・・・
でね、やっかいだけどそのまま仕事先に行くことは、世間様にたいへん臭気的な迷惑をかけることとなり、キチンとした大人のぼくは遠回りだけど一度家に帰ったのです・・・ん?何の話だっけ・・・そうかお漏らしか、とにかくそこいらもお許しください。


さてと、突然ですがなんとぼくはこの1週間で都合1000キロも車を動かしました。もちろん仕事です。いわゆる「さすらいの仕事人」なのです。もう少しかっこよく表現すると「走り屋」です。いい響きですがそれほど内実はかっこいくありません。ただただ右往左往しているだけです。人生といっしょです。


ちょっと長いお休みをしてしまいました。少し疲れたのです。もっとも精神的にはいつも疲れているのです。でもってその辺の疲れを少しでも解消すべく、夜の仕事をやめました。そうか!初めて読む方に誤解を与えるといけませんね。ぼくの夜の仕事はいわゆる水商売ではなく、学生相手の仕事です。


夏休みも終わり、近所の雑木林から、日中いつも見かける子ども達の姿が消えました。少しばかりの喧騒は風景でしたね。ぼくの気持ちをうんとやわらかくしてくれていたのです。だからその意味で早くまた夏が戻ってほしいとも思います。


さて我が大日本帝国の政治社会が騒々しいです。メディアの力がその国の民度に反比例することを、ぼくはこの数十年、それこそ人間を止めたくなるほど認識させられ続けています。本来はその逆であるべきなのです。でも我が大日本帝国では反比例なのです。


あのさぁ、そろそろ気がつこうよ、なんかおかしい事にさ。それでもってじっくり考えてみようよ。1日のほんの5分でもいいから。ちょっと振り返って考えれば、そのおかしさにだれでも気がつくはずなんだ。えぇ、なにがって・・・だからね、それを考える時間を、少しでもいいから持とうって言ってるの。


毎日地上波から吐き出される、それらのメディア情報が、どれだけ恣意的なものかということを、それだけでもいいからわかろうよ。その後に自由に解釈すればいいんだよ。選択すればいいんだよ。自分の意思でね。


社会が責任を取るということは、社会を構成する人々が、その選択を自己の意思でなすことで始めて条件が整います。それが民主主義です。考えることなく受容する情報には、つねに大きな危険が存在します。ただ声が大きいということで判断することは、あなたがいつまでもお子チャマだということです。




  だからあなたに




  なんどかつぶやいてみた

  なんどもつぶやいてみた

  だから だから だから とね

  あのさぁ、どこで会えるのだろうね 

  おしえてほしい  
 
  おしえてもらえるならば 天国でもいいな

  だから忘れないで

詩  深津 勝 08101